マツの害虫:マツカレハ


ドングリランドの森林は主にドングリの成る木が多いのですが、マツの木も生えています。ドングリランドのマツはアカマツという種類で、かつては香川県でも様々な所で見られた樹木でした。しかし全国的なマツ枯れの流行によって香川県のマツも大きな被害を受けて、今ではその数は少なくなったと言われています。これはマツノザイセンチュウという線虫が原因で起こる病気によるものです。
このほかにもマツ枯れの原因は様々な病気や害虫によっておこりますが、その一つが今回ご紹介する「マツカレハ」です。


マツカレハは蛾の仲間で、写真のように結構大きな毛虫です。毛虫の時はマツケムシとも呼ばれることがあります。背中には毒毛があり刺されるとかなりの痛みがあり、1~2週間ほどかゆみが続きます。
幼虫は葉を食べるためご覧のようにマツの葉がほとんど無くなってしまいます。実際に観察をしている時にマツの新しい葉をムシャムシャと食べていました。被害を受けるのは幼虫が蛹になる前の春ごろが最も多いとのことで、たしかに繭があちらこちらに出来ていました。
食べられた葉の量が半分以下だとマツの木の成長にはほとんど影響がないと言われていますが、90%以上の葉が食べられるとマツの木の成長が悪くなると言われています。
対策としては秋ごろにコモや新聞紙を巻いて越冬のために集まった毛虫を焼却する方法(あまり効果が無いとの意見もあります)や、薬剤による駆除があります。