竹だってSDGsしてる?(2月25日(土)里海大学)

 「里海づくりに必要なスキルや知識を高める」ために開催している、かがわ里海大学。本日は、森林公園であるドングリランドで里海大学の講座が開催されました。テーマは「竹林で学ぶSDGs講座」となりました!!

■竹だってSDGsしてる?



写真:大気、森、海の大気の循環を説明

 「地球温暖化の要因である二酸化炭素。つまり、炭素は陸地なら木の中、海なら海水の中に、大気中の何倍も溶け込んでいます。」本日の講師の河合さんが説明します。森林や海の機能を維持することは、地球温暖化を防止することにつながるようです。 「竹林も、炭素を貯める力は一定程度あります。しかし、森林には及びません」「アカマツ<モウソウチク<広葉樹の順に大きいです」と講義は続きます。竹の開花、竹炭、竹林の手入れ、参加者からの熱い質問は続き、前半戦の座学は大いに盛り上がりました。後半戦は竹林に移動します!!!

■竹は(森からすると)ヤバい競争相手?



写真:「竹の特徴」は、切った断面を見ながら

 「皆さんがスーパーで買うタケノコの多くはモウソウです」「マダケとハチクは節のスジが2本なのに対し、モウソウは1本です。この竹林はハチクですね」竹の実物を見ながら話は続きます。(落ちている)タケノコの皮、切った竹の断面、地面から出た地下茎、全てが教材になります。成長した竹林を見上げながら、「竹は先端だけでなく、全てのフシに成長する仕組みがある」「だから1シーズンで10数メートルに成長する」と聞くと、納得してしまいます。ドングリの木が、10年で5~6メートルに成長するのと比べると、雲泥の差ですね。竹林は何月に整備すればいいの?細いタケノコは種類が違うの?ここでも質問の嵐。

ドングリランドでは、木や竹の循環利用(切る、増やす、使う)を体現できる森林公園を目指します。今後も、体現できるイベントを実施していきます。お楽しみに!!
以上