天穴で大地の空気と水の流れをよくする(2月11日大地の再生実践コース第11回)


4月から始まった「大地の再生実践コース」。2月で11回目となりました。今月も著作家の大内正伸氏をお招きし、実践コースを楽しみました。

■1年経過した写真を比較すると

ビジターセンターで、実践コース開始前(2022年9月)と開始半年後(2023年9月)の写真を比較しました。「(カマボコ型に刈り残すことで)笹の伸びが抑えられていますね」ノコギリ鎌を使い人が手刈りすることでも、笹の成長を抑えることができるようです。さらに、他の植物が増え、植物や昆虫の多様性が増す豊かな森にしていきたいですね。



「(人の手で開墾・舗装した大地の)空気を逃がしてやる工夫をしよう」「土砂崩れでむき出しの斜面に植物の種が留まり、根をはる工夫をしよう」今月行う作業が見えてきました。

■天穴で空気と水の流れをよくする

ビジターセンター周辺で、天穴をつくることに。職員が炭を用意すると、誰が声を掛けるともなく木の枝や(蓋をする)笹や草を参加者が手分けをして用意し、天穴つくりがスタートしました。



子どもの広場、中谷林道添い、ビジターセンター侵入口、沢の周辺・・・、ビジターセンター周辺の斜面変換点に天穴を作りました。草や笹を丸めて蓋をすると、驚くほど周辺と馴染んでしまうのが不思議です。大地の水や空気の流れをよくし、菌糸や昆虫が落葉や枯木の代謝の連鎖を起こして、森が少しずつ元気になっていく。これからのドングリランドの景色がどうなっていくのか、楽しみです。

■タコ飯が美味しすぎる

今月のお昼ご飯は、タコ飯。味付けは生姜や醤油で、出汁(だし)を入れてないはずなのに猛烈なうま味!!!タコ飯はあっという間に、参加者の皆様の胃袋に収まりました。



■木や草の種が落ちて、芽が出てくるように

昨年初夏の台風で、雑木や草が根こそぎ流れ落ちて、中谷林道を塞いでしまう土砂崩れがありました。その斜面は、現在も、地面がむき出しの状態です。



「細い杭を作って」「深く打ち込むと、土砂が崩れるからダメ」斜面に浅く打ち込んだ2本の杭。杭の間に枝を掛けていきます。「風で飛ばないように、葉を枝に編み込んで」「落葉と土砂を上にかけて」、枝・葉つきの枝・落葉を重ねていくことで、草や木の種がとどまり根を張ることができる棚(「粗朶柵」というそうです。土砂崩れを止めるのが目的ではないです)ができました。その後、休憩時間はノコギリや鎌の使い方談義で盛り上がり、休憩後にビジターセンター1階に溝を掘ったところで15時半。道具の片づけをしたところで今月の実践コースは終了しました。

■最後に

参加者からは楽しい感想を聞くことができました。「本で読んだことを体験できた」「(粗朶柵の)今後が楽しみ」などなど。また、次年度も大地の再生実践プログラムを開催する予定です。今年度は、ビジターセンター周辺での作業が中心でしたが、次年度は森での作業をしたいですね。次回3月の実践コースは、3月24日(日)。お昼ご飯はビリヤニの予定です。各自、洗い米+刻んだ野菜+200円を持参ください。
※「大地の再生実践コース」は通年参加の他に「1回のみ参加」も可能です。
※ドングリランドで月1回開催している「大地の再生実践コース」は、「令和5年度地球環境保全活動支援事業(香川県環境保全公社様)」の支援を受けています。
以上