竹を焼いたらどんな色?(5月11日ドングリランドの森づくり)


2月~3月に竹林を元気にすべく、「枯竹」「5年生の竹」の伐採を行いました。この伐採した竹を何かに使いたい!と考え、5月11日(土)に「ドングリランドの森づくり」にて、竹炭作りを行いました。

■竹炭は何に使えるかな?

竹炭の作り方や使い方をご紹介。「においや湿気を取る効果があります」「焼いたときの液体(竹酢液)は、虫よけに使えます」「畑や地面に撒いて、土壌改善にも使えます」どうやら、竹炭は色々な使い方があるようです。それでは、「どんな竹炭ができるのか?」実際に竹炭を見てみましょう。



4月に「お試し」で作った竹炭を確認。「長い竹の形が残っているね」「カンカン固い音がするね」「花瓶にさして、一輪挿しにできそう」「焼いた竹炭で、焼き鳥焼きたいね」完成イメージが膨らんだところで、炭焼き小屋に移動。竹を入れる窯の中、煙がとおる煙突を確認したところで、いよいよ、竹炭作りをしてみよう!!

■竹炭は何本入るかな?(窯詰め)

今回参加されたのは、7家族17名の皆さま。まずは、ドラム缶で出来た窯に「割って乾かした竹」を入れていきます。皆で交代しながら、竹を入れていきます。最初は「手」で、最後は木槌(づち)で打ち込んで。竹をギュウギュウに入れます。



入口をブロックで囲んだら、トンボ池をかいぼりした際の「グライ土(粘土質の泥)」を水でこねて、ブロックの隙間を埋めましょう。いよいよ火をつけていきますよ。

■とにかく焼く!!(火入れ)

まずは、入口の杉の枯葉に火をつけます。参加者で交代しながら、ウチワで扇(あお)ぐと、煙突から煙がモクモク。しかし、扇(あお)ぐのをやめると、煙がシーン・・・。窯の中の竹全体が燃えるには時間が掛かりそうです。



煙に燻(いぶ)されながら、ウチワで扇(あお)ぐことたっぷり1時間。交代で空気を入れたおかげで、熱くて白い煙がモクモク出るようになりました。いったん、お昼ご飯にしましょう。

■窯を使わずとも竹炭が作れる?(待ち時間)

窯で時間をかけないでも、竹炭はつくれるのでは?ということで、BBQや焚火で使うドラム缶で竹を燃やしてみることに。燃え尽きるまで焼いてしまうと「灰」になってしまうので、頃合いをみて、水をかけます。ものの数十分で竹炭が完成!!!なのですが・・・。



手で持つとボロボロと崩れてしまいます。「さっきの竹炭と全然違うね」「カンカン音がしないね」「畑や地面に撒くのはこれでいいかも」カンカン音がするキレイな竹炭を作るには、じっくり時間をかける必要があるようです。

■煙が透明になるまで待つ(窯止め)

後は、煙が透明になるまで待ちます。お昼ご飯を食べた後は、竹炭袋(消臭・除湿パック)つくりと、竹割り体験。



そうしているうちに、煙が透明になってきました。窯の口を閉じて、本日の竹炭つくりは終了しました。来月の森づくりで、取り出しましょう!!

■最後に

参加者のアンケートをご紹介します。ほぼ全員が「竹炭作り初体験」となりました。普段の「ドングリランドの森づくり」は午前中のイベントですが、今月は「午後2時終了」とさせていただきました。実際に、煙が透明になったのは午後3時。時間にゆとりがある「森づくり」を楽しんでいただけたようです。



ドングリランドでは、森や里山の恵みを楽しく体験できるイベントを企画・運営していきます。次回6月8日(土)は「穂先タケノコの塩漬け引上げ」「竹炭の取り出し」を行います。
【業務連絡】6月8日(土)の「ドングリランドの森づくり」は定員30名に拡大して募集中ですが、すでに満席になりそうな勢いです。6月8日(土)に都合がつかない「穂先タケノコの塩漬け(5月6日)の参加者」「竹炭つくり(5月11日)の参加者」には、それぞれ「穂先タケノコ」「竹炭」をお分けできるよう手配します。
以上