ドングリランドの木をドングリランドで使いたい!(3月3日世界で一つだけの時計を作ろう)


3月3日(日)、ドングリランド産の木を使った「オリジナルの時計作り」を行いました。参加されたのは26名の皆様。抽選で外れた皆様、申し訳ありませんでした!! それでは、時計作りの様子をいちゃか職員がレポートします。

■ドングリランドの木をドングリランドで使いたい

時計の文字盤になる「丸いかたち」と「四角いかたち」に加工したクヌギの木。この木は、昨年1月にドングリランドで伐採され、3月にロープウィンチで運び出し、塩江町の製材所でスライスされ、郷東町で乾燥され、三豊市財田町で加工されました。1年間香川県内を旅して、ドングリランドに帰ってきた木を使って時計を作っていきましょう。



丸か四角をジャンケンで決めて、お手本の「木の時計」を見てイメージアップ!!まずは、森に時計に飾る木の枝や木の実を探しに行こう!

■文字盤に何を飾ろう??

バケツと剪定バサミを持って森へ出発。森には、何が落ちているかな?文字盤に何を飾ろうかな?



「ドングリ落ちてる!!これは何ていうドングリ?」「これはクヌギですね」
「イガイガしてる。何の実?」「これはノグルミだよ」
「あそこに、ドングリの帽子見つけた~(ダッシュ)」
「これは何だろう?」「これはヒノキの葉っぱだよ」
「丸いの落ちてた!これなんだ??」「ヒノキの実だよ」
子ども達は大興奮。保護者の皆さんも楽しそう。時計の素材探しが目的ですが、もう少し森歩きを楽しみましょう!!

■4時のトコロに何をおく?

ここからは、株式会社なかよしライブラリーのはまだ様にバトンタッチ。文字盤に置くモノを決めていきましょう。「4時は?」「8時は?」「ドングリの帽子がいい!」重大な家族会議(?)が繰り広げられました。



「裏に日付を書きたい!」「ドングリの絵を描きたい」「名前も書きたい」ここで、バーニングペンの出番です。バーニングペンとは、熱で木を焦がして文字や絵を描くための道具。一回勝負でやり直しできないので、真剣勝負で書いていきました。最後に、時計の長針と短針を取り付け、オリジナルの時計が完成しました。



■最後に

皆様からのアンケートをご紹介します。時計を飾る材料探しの森歩きが楽しかったようです。



薪を使ってご飯を炊いたり、風呂を沸かしたりと、昔は里山(森や木)が生活に欠かせない存在でした。しかし現在、木は「温かみのある素材」や「住宅の柱」ではあるものの、日々の暮らしのなかで少し遠い存在になっているかもしれません。炭素を体に蓄え、光合成をする重要な役割を担っている木。大きな木は適度に伐採することで、地面に日が当たり、植物や昆虫の多様性が保たれ、新しい木が生えてきます。ぜひ、皆さんも、「ドングリの木を何に使えるか?」を考えてみてくださいね。
以上