ホタルに住みよい場所は、人にも心地よい
6月6日(土)、今年は17名の方にご参加いただいて、ドングリランド初夏の恒例「ホタル見会」を実施しました。
ホタルはとてもデリケートな生き物。きれいな水と豊かな緑、コンクリートで固められていないやわらかな大地、そしてネオンや車のライトなどまぶしい人工の照明の無い、本来の自然の環境がそろわなければ、その光を闇に輝かせることができないのです。
ホタル見会は、そんなホタルの観察をつうじてドングリランドの環境が維持されているか確認する重要なイベントです。今年はホタルの光を見ることができたでしょうか?
ホタル見会は、まず竹でランタンを作るところからスタート。ホタルがライトの強い光で目を回さないように、蝋燭のやわらかな光で夜道を進むためです。竹細工の得意なスタッフさんに教わりながら、持ちなれないノコギリやノミで竹を一生懸命伐り出してランタンを作っていきます。
皆さん夢中になって、完成したころにはいい具合に暗くなっていました。
気づくと、薪の燃える香りとお味噌汁のいい香りがただよっています。スタッフさんがドングリランドで採れた塩漬けタケノコと干しシイタケで、炊き込みご飯とお味噌汁をこしらえてくれていました。それにボランティアさん手作りのおぜんざいの、おいしい夕ご飯でおなか一杯になったら、いよいよホタル観察に出発です!
手作りのランタンに蝋燭を灯して外に出れば、地面に置かれた竹ランタンが皆さんの足元を照らしています。穏やかな明かりを頼りに進んでいくと、いました!10匹以上のホタルたちが、淡くて勁い、独特な輝きで闇の中を舞っています。長年ランドに来ているスタッフさんも、これほどのホタルを見るのは初めてという光景でした。
今年は無事ホタルを観察できましたが、それは普段からボランティアさんやドングリランドを訪れる皆さんが、里山の環境を守ってくださるおかげでもあります。参加された子供さんから「手を伸ばすとホタルが近づいてきてうれしかった!」と感想をいただいて、スタッフ冥利に尽きるとともに、自分たちもホタルが生息でき、訪れる方も心地よく過ごせる里山の環境を守っていかなくちゃ、と改めて思った一日でした。


