手作り門松でお正月を迎えましょう(12月25日)


12月25日(日)に開催した、「門松作り」をレポートします。ここ数日の雪もすっかり解けて暖かい日曜日。今日は40名の方が参加されました。

正月飾り(門松)のお話

スタッフより、門松に関するお話からスタート。
玄関に飾る「正月飾り(松飾り、飾り松、立て松、門松など)」は、お正月に、年神様が迷わずにお家に迎えるための目印です。起源は、平安時代の宮中儀式である「小松引き」で、長寿祈願のために、年最初の「子(ね)の日」に外出し、松の木を引き抜いてくる風習があったそうです。
門松に飾る「松」「竹」「梅」にも、それぞれ意味があります。
●松:「一年中緑の葉」は、永遠の命の象徴。「樹齢が長い」は、不老長寿。
●竹:「成長が早い」は、生命力の繁栄の象徴。「まっすぐ成長」「嵐にも折れない」は、誠実な心と強い意志の象徴。
●梅:「早春に他の花に先駆けて咲く」は、出世や開運の象徴。「厳しい寒さに耐えて花を咲かせる」は、縁起が良い。
※諸説あります。



それでは、このような思いを込めて、門松に「松」「竹」「梅」を飾っていきましょう!!!

門松作り①台座作り

はじめに、「竹を差し込む台座」を作ります。「太い孟宗竹」をノコギリで切っていきます。節を中心に高さを決めて、後はギコギコ。。。お父さんも、お母さんも、お子様も、おじいちゃんも、おばあちゃんも、「切る係」と「竹を押さえる係」に分かれて、皆さん一緒にギコギコ。



大きな竹を切り落としたらお子様はバテバテ。でもちょっと待って!門松は、1対(左右に1こずつ)。つまり2個作るので、もう1回いきましょう!!

門松作り②竹を「そぎ」切り

台座に差し込む、3本の真竹を切っていきます。スタッフのデモンストレーションを思い浮かべながら、各自で斜めに切っていきます。1対作るので、兄弟(姉妹)で1つずつ切るご家族。お父さんがガッチリ補佐して、お子様に切らせているご家族。お子様の気の向くままに、自由に切らせるご家族。お父さんが切る様子を、ニコニコしながら見守るお母さん。皆様、色々ですね。



後は、3本の竹を組み合わせて縄で結んで固定しましょう!!



門松作り③松!竹!梅!

いよいよクライマックス。台座の中央に「竹(3本)」をセット!竹の周りに「松」「梅」「南天の実」を飾っていきます。ドングリランドが生け花教室に代わり、「左右1対のバランスを見ながら慎重に決める方」「一発勝負。えい、や~!で決める方」「何度も差しなおす方」色々です。自宅に飾る門松なので、納得のいくまで飾ってください!



最後に

今回の「門松作り」に参加された皆様のアンケートをいくつかご紹介します。



今回のアンケートで一番多かったのが、「初めて竹を切った」「初めて門松を作った」という、「初めて」の声。ドングリランドでは、里山の四季を感じられる「森づくり」や「木・竹を使った細工(工作)」を沢山実施しています。親子で、ヘルメットをかぶって森林に入るイベントもありますよ。ぜひ、ご家族で参加ください!!



「親子で一緒に作業をする姿」は、私たちも元気をもらえます。ただし、ケガをしそうな難しい場合は、お子様が作業をすることをお断りすることもあるのでご理解ください。ケガが無いのが第一。ぜひ、親御様は「お子様の見守り」をお願いします!!



ドングリランドで実施する「里山体験イベント」は、楽しいことが第一。それに加えて、「森の役割」や「昔からの風習」など、様々な学びを、1つ持ち帰り、家族のだんらんで話題にして欲しいなぁ。。。と考えております。

「門松作り」は、毎年参加者が多く、今年もキャンセル待ちが出てしまいました。参加者の皆様、「手作りの門松」でよいお正月をお迎えください。また、今年参加できなかった皆様、ぜひ、来年ご参加お待ちしています。最後に、イベント終了後に、スタッフ総出で作った門松をご覧ください!



以上