はっぱの形は?木の実の色は?形は?(12月1月ドングリランドの森づくり)
助成金でようやく購入したレーザープリンター。我々職員が夢見ていた「手作り樹名板をかけたい!」がようやく実現しました。そこで、毎月第2土曜の「ドングリランドの森づくり」では、12月に「樹名板をかけたい木を見つける」、1月に「樹名板を架ける」を行いました。


■樹名板をかけたい木を探そう!!(令和6年12月14日「ドングリランドの森づくり)
現在ドングリランドは絶賛ナラ枯れ注意報が発令中です。そこで12月14日当時、森歩きができる「森の入口~峠の広場」を歩き、「好きな木」「樹名板をかけたい木」を探しにいくことに。葉っぱや木の実の特徴を見つけ、本を見ながら木の特定をしていきましょう。

秋に美味しい実がなる栗の木、チクチク・トゲトゲの葉っぱは柊(ヒイラギ)、秋にアフロヘアの帽子をかぶった大きなドングリが落ちるクヌギ、赤茶のチクチク・トゲトゲの身がなるノグルミ、手の平より大きな葉っぱのナラガシワは子供たちもすぐに分かったようです。でも、種類の特定が難しい木も・・・。
〇ヤブムラサキ:フワフワの短い毛におおわれた葉っぱと、紫の木の実
〇イヌビワ:枝の先端に3~4個の緑色の実(熟すると黒いイチジクのような実になります)
そして強敵だったのはネズミモチ。木の実や葉っぱをもとに、種類の特定をしましたが「ネズミモチかも~」でこの日は終了。
それでも13種類の「樹名板を掛けたい木」を見つけることができました。
■職員はレーザープリンターと格闘の日々
実はレーザープリンターを購入したのは昨年の9月。しかし秋は遠足やどんぐり銀行で忙しく、レーザープリンターによる樹名板つくりを進めることができませんでした。(焦る伊坂職員)そこで、伊坂職員の奥様に手伝ってもらい、レーザープリンターの組み立てとパソコンとの接続をすること数か月。12月末にようやくレーザープリンターが稼働し樹名板の試作ができたのでした(涙)

樹名板にする木を磨き、1月11日(土)森づくりの数日前、ようやく8個の樹名板が出来上がったのでした(涙)
■いよいよ樹名板をかける(令和7年1月11日「ドングリランドの森づくり」)
毎年1月の森づくりは「山の神さん参拝」が恒例行事でしたが、残念ながらナラ枯れにより通行止め※。今年は8個の樹名板をかけに森歩きをすることにしました。「1番目はクリの木。さてどの木でしょう??」12月の森づくりでマーキングした木を子供たちと探すことからスタート。子供たちはすぐにマーキングを見つけたようです。
※2025年1月26日現在、「割橋~山の神さん」は、ようやく通行止めが解除されました。

「こっちの枝(幹)がいい!!」「もう少し高く!!!」「ちょい右!!」樹名板を設置する場所を決め、樹名板に紐を通し、設置するのは子供たちの仕事。保護者の皆様とスタッフが見守る中、1本ずつ樹名板を設置していきます。自分で紐を掛けたら記念写真をパチリ。さ、次の木にいこう!!!
■ご褒美はお汁粉
管理道の大曲は見晴らしがよく、冷たい風が吹き抜けます。クヌギとアベマキに樹名板を設置したところで、合計8個の樹名板の設置が完了。頑張ったご褒美を食べるために、ビジターセンターに戻ることにしました。ぴゅ~と駆け下りていく元気な子供たち

寒い中、樹名板の設置を無事にやり遂げたご褒美は、あたたかいお汁粉。ほっこり温まったところで、1月の「ドングリランドの森づくり」は終了しました。
■最後に
レーザープリンターによる印刷(焼き付け?)は職員が行いましたが、樹名板の設置は子供たち自身にさせたい。1月の森づくりはスタッフ多めで、スタッフによる見守りを行った上で臨みました。今後の「ドングリランドの森づくり」の予定は以下の通りです。
〇2月8日(土):シイタケの榾木(ほだぎ)つくり
ナラ枯れによる「ドングリの木の伐採」が進んでいるドングリランド。伐採したクヌギの幹を利用してシイタケの植菌を行います。ドリルで穴を開け、シイタケ菌を打ち込みます。ナラ枯れ菌にシイタケ菌が勝ち、シイタケが沢山できるでしょうか??

例年は希望する参加者に、シイタケの榾木をお分けしていますが、今年はお分けできない予定です。ご了承ください。
〇3月8日(土):竹炭つくり
園内の炭焼き小屋で、枯れ竹を使って竹炭作りを行います。大きなドラム缶に入るだけの竹炭を作ります。昨年5月に行った際には午後3時に終了しましたので、お昼ご飯を持参でお越しください!!!

お昼ご飯を皆で作るかもしれません。お楽しみに。
以上