マーキングされたアサギマダラを発見!

ドングリランドビジターセンターの花壇にはフジバカマを植えています。このフジバカマの花を狙って「旅をするチョウ」として知られているアサギマダラが現れます。昨年から記録を取っていますが今年は昨年よりも数が多いようで、10頭ぐらいがひらひらと飛んでいることがあります。


アサギマダラの名前は、羽根の部分の白っぽい部分の色が「浅葱色(あさぎいろ)」に見えたことに由来します。とても長い距離を飛んでいくことも知られており、日本国内はもとより、沖縄から台湾や香港へと渡っていくことが明らかになっていました。
ところが2008年に石川県輪島市で捕獲されたアサギマダラに印(マーキングと言います)を付けて放したところ、中国浙江省平湖市(上海の南西)で再び捕獲されたとの報告がありました。
このため、ドングリランドに来るアサギマダラにもマーキングが無いか注意をして見ていたのですが、ついにマーキングされたアサギマダラを発見しました。
「けしご山 10/19(以降は捕獲者の名前と番号)」と書かれており、調べてみると岡山県岡山市東区広谷にある芥子山で10月19日に捕獲されたもののようです。
こんな体の小さなチョウが瀬戸内海を超えて、さらに台湾や香港、中国大陸までも飛んでいくことを考えると、とてもすごいことに感じますね。