一年の無事を感謝しました


ドングリランドの森の奥に、山の神さんが祭られています。昔から地元の人たちが山仕事の無事を祈ってお祭りしてきた、由緒ある神様です。そしてドングリランドで森歩きするみなさんをいつも見守ってくださっています。そんな山の神さんについてもっと知りたくなって、12月14日、ドングリランドで「みどりの学校 山と里の神様のおはなし」を開催しました。



今回は特別に、五色台にある瀬戸内海歴史民俗資料館の田井静明先生をお招きして、香川県の山の神様と里山の歴史、そして里山の暮らしについてお話しいただきました。山の神様には女性の神様が多い事、山の神と豊作をお祈りする田の神様との関係、また山の神様のお祭りでは魚のオコゼをお供えすることなど、今まで知らなかった興味深いお話に、参加者のみなさんからおもわず驚きの声があがっていました。
その後で、みんなで山の神さんへお参りに出発します。冷たく澄み渡った山の空気のなか、みなさん元気に遊歩道を進みます。



いよいよ山の神さんに到着。サカキの葉をお供えし、みんなでお賽銭を上げて、いつも見守ってくださっていることと、一年の無事を感謝しました。ビジターセンターに戻り、全員であったかい麦茶をいただきました。
来年もドングリランドでは、山歩きを楽しみながら、里山の自然とそこに伝わる文化を学ぶイベントを実施します。皆さまどしどしご参加ください!