鳥のお母さんの気持ちになってみた
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8月2日、ドングリランドで「みどりの学校『鳥の巣を作ろう』」が開催されました。
森の中、また街中でも見かけることがある鳥の巣ですが、鳥たちはどんな意味をこめて作っているんでしょうか?
森や生き物に詳しいボランティアさんから、鳥と鳥の巣についてお話を聞きます。
「鳥の巣は、鳥の『家』ではなく、卵とヒナを育て、ヒナが巣立つまでしか使わない『安全な場所』」といった、知ってるようで実は知らなかった鳥の巣のおはなしに、参加された皆さんは興味津々、そして「鳥のお母さんは、安全に子どもを育てるために巣をつくっているんです」という、鳥のお母さんの気持ちを聞いて、みんなもやさしいお母さんのことを思って耳を傾けていました。
そして、ボランティアさんの力作、コウノトリの巣の模型を見学。ボランティアさんがすっぽり入る大きさと、これでも実物よりも小さく作ってあることにビックリです。
おはなしの後で、いよいよ鳥の巣作りのはじまり。まずみんなで森に出て、枝や草などの材料を探します。「どんな材料を選んだら、鳥のお母さんやたまご、ヒナが安心してすごせるんだろう」と、一生懸命に探します。この時、カラスの鳴き声が聞こえたのですが、ボランティアさんは「あれはカラスのヒナが、お母さんに甘えて鳴いているの」と教えてくれて、みんな大喜びです。
集めた材料で、さっそく巣づくりに取り掛かります。鳥のお母さんの気持ちになって、みんな思い思いに巣を作っていきます。
いよいよ鳥の巣ができ上って、みんなで記念写真をとります。皆さんのアンケートには「巣をつくるのがこんなむずかしいなんて知らなかった」「鳥の気持ちになって作ったらきれいにできた」というご感想、またお母さんに甘えていたカラスの子を描いたアンケートもあり、参加された方々が鳥と巣のことを楽しく勉強できたことが伝わってきて、スタッフも感無量な一日でした。